Oubo Pay›採用お役立ちコラム›人材派遣・人材紹介会社の集客代行の選び方
人材紹介の集客

人材派遣・人材紹介会社の集客代行の選び方|手数料型と成果報酬型の違い、失敗しない比較ポイント

読了目安:約11分執筆:(株式会社BLAZE 代表取締役)
求人数が増え、媒体の運用が運用型へ移っていくなかで、登録者の集客を外部に任せる派遣会社・人材紹介会社が増えています。ただ、集客代行と一口に言っても、費用の構造は会社によってまったく違います。本記事では、代行の主な形態と費用の仕組み、比較するときに見るべき点、契約前に確認すべき項目を整理します。

ひとことで言うと

人材派遣・紹介会社の集客代行は、広告費に手数料が上乗せされる手数料型と、応募や登録が発生したときだけ費用がかかる成果報酬型に大きく分かれます。比較の基準は手数料率ではなく、条件を満たす登録1件あたりの実際の費用です。

人材紹介会社の経営者・事業責任者・現場コンサルタントのために、実務経験に基づいた知見を整理しました。初めての方は冒頭から順に、経験のある方は目次から必要な箇所へ直接どうぞ。各セクションは独立して読める構成です。

この記事でわかること

  • 集客代行の主な3つの形態——人材派遣・紹介会社向けの集客代行は、費用の発生の仕方で3つに分けられます。名前は会社ごとに違っても、構造はこのいずれかに当てはまります。
  • 手数料型で起きやすい、構造上のすれ違い——手数料型の代行は、広告費が増えるほど代行会社の収入も増える構造です。代行会社が不誠実だという意味ではありませんが、「予算を増やしましょう」という提案が、成果のためなのか収入のためなのかを、発注側が判断しにくい構造であることは理解しておく必要があります。
  • 成果報酬型で確認すべき、成果の定義——成果報酬型は費用の見通しが立てやすい一方で、「何を成果とするか」の定義によって実質の費用が大きく変わります。契約前に必ず確認すべきは、課金の対象になる応募・登録の条件です。
  • 比較するときの物差しは「有効な登録1件あたりの費用」——形態の異なる代行会社を並べて比べるときは、すべて「有効な登録1件あたりの費用」に換算してください。有効な登録とは、自社が紹介・就業につなげられる条件を満たした登録のことです。
  • 契約前に確認しておきたいこと——代行会社を選ぶ段階で、次の項目を確認しておくと、契約後のすれ違いを防げます。まず、応募データの受け渡し方法です。
  • 採用コストを「変動費」に変えるという発想——求職者集客の広告運用にかかる費用を固定費(掲載料・月額)として払い続けるか、成果に応じた変動費に変えるか——この違いは年間の採用予算に大きな差を生みます。有効応募課金型のOubo Payなら、応募が発生した分だけの支払いで、媒体運用の専門ノウハウごと調達できます。
この記事の目次
  1. 集客代行の主な3つの形態
  2. 手数料型で起きやすい、構造上のすれ違い
  3. 成果報酬型で確認すべき、成果の定義
  4. 比較するときの物差しは「有効な登録1件あたりの費用」
  5. 契約前に確認しておきたいこと
  6. 採用コストを「変動費」に変えるという発想
  7. まとめ
  8. よくある質問
  9. 用語ミニ解説

集客代行の主な3つの形態

人材派遣・紹介会社向けの集客代行は、費用の発生の仕方で3つに分けられます。名前は会社ごとに違っても、構造はこのいずれかに当てはまります。

形態費用の構造企業側のリスク向いている会社
手数料型の運用代行広告費+広告費の一定割合の手数料成果が出なくても広告費と手数料は発生広告費の総額をコントロールしたい
定額型の運用代行広告費+月額の固定手数料成果にかかわらず月額は発生求人数が安定していて運用量が読める
成果報酬型(応募課金・登録課金)応募や登録が発生したときだけ費用成果がなければ費用もゼロ求人数が多い/費用の見通しを立てたい

手数料型と定額型は、「運用の作業」を買う形です。広告費は企業が負担し、その成果がどう出るかのリスクも企業が持ちます。成果報酬型は「成果そのもの」を買う形で、広告費や運用の巧拙のリスクはサービス側が負います。

手数料型で起きやすい、構造上のすれ違い

手数料型の代行は、広告費が増えるほど代行会社の収入も増える構造です。代行会社が不誠実だという意味ではありませんが、「予算を増やしましょう」という提案が、成果のためなのか収入のためなのかを、発注側が判断しにくい構造であることは理解しておく必要があります。

対策は、評価の物差しを発注側で決めておくことです。月の報告を受けるとき、クリック数や表示回数ではなく、職種別の有効な登録数と、1件あたりの費用(広告費と手数料の合計を登録数で割った額)を必ず出してもらってください。この数字が改善していない状態での増額提案は、慎重に判断すべきです。

また、手数料型では「運用費無料」をうたう提案もあります。この場合、代行会社の取り分は広告費の中に含まれているのが一般的です。手数料がゼロかどうかではなく、支払う総額に対して何件の有効な登録が取れたかで比べてください。

成果報酬型で確認すべき、成果の定義

成果報酬型は費用の見通しが立てやすい一方で、「何を成果とするか」の定義によって実質の費用が大きく変わります。契約前に必ず確認すべきは、課金の対象になる応募・登録の条件です。

条件がない応募課金では、年齢やエリアが合わない応募、重複した応募、連絡がつかない応募まで課金対象になる場合があります。単価が安く見えても、実際に紹介や就業につながる登録の単価で計算し直すと、割高になっていることがあります。

確認したいのは次の4点です。①課金対象となる応募の条件(年齢・エリア・経験・資格など)を案件ごとに設定できるか、②同一人物の重複応募は課金されるか、③連絡がつかない応募の扱い、④条件外の応募が混ざった場合の確認・除外の手順。この4点が明確に決まっているサービスほど、単価と実質の費用の差が小さくなります。

紹介求職者の集客、応募が来た分だけの費用に

人材紹介会社さま向けに、求人検索エンジン経由の求職者集客を代行します。掲載費0円、費用は有効応募1件5,000円〜のみです。

比較するときの物差しは「有効な登録1件あたりの費用」

形態の異なる代行会社を並べて比べるときは、すべて「有効な登録1件あたりの費用」に換算してください。有効な登録とは、自社が紹介・就業につなげられる条件を満たした登録のことです。

手数料型・定額型の場合は、広告費と手数料の合計を有効な登録数で割ります。成果報酬型の場合は、支払った費用を有効な登録数で割ります。条件付きの成果報酬型であれば、支払額と有効な登録数がほぼ一致するため、計算そのものが単純になります。

比較は最低でも3か月分のデータで行ってください。1か月だけでは、季節の波や案件の偏りで数字がぶれます。職種ごとに分けて比べると、「この職種はA社、この職種はB社」という使い分けの判断もつくようになります。

契約前に確認しておきたいこと

代行会社を選ぶ段階で、次の項目を確認しておくと、契約後のすれ違いを防げます。

まず、応募データの受け渡し方法です。自社の派遣管理システムや採用管理システムに直接連携できるのか、スプレッドシートやメールでの受け渡しになるのか。転記の手間が発生すると、登録直後の連絡が遅れ、せっかくの応募が稼働や面談につながらなくなります。

次に、求人の重複への対応です。自社でも同じ媒体を運用している場合、代行分と自社分で同じ求人が重複して配信されると、費用が二重にかかったり、応募が分散したりします。どの職種・エリアを代行に任せるかを事前に切り分けられるかを確認してください。

最後に、レポートの粒度です。職種別・エリア別の有効な登録数と費用を、月次で出してもらえるか。この数字が出てこない代行会社では、効果の判断も、予算配分の見直しもできません。

採用コストを「変動費」に変えるという発想

求職者集客の広告運用にかかる費用を固定費(掲載料・月額)として払い続けるか、成果に応じた変動費に変えるか——この違いは年間の採用予算に大きな差を生みます。

有効応募課金型のOubo Payなら、応募が発生した分だけの支払いで、媒体運用の専門ノウハウごと調達できます。応募の条件(職種一致・通勤圏など)は事前に設定できるため、「安いが使えない応募」への支払いも発生しません。仕組みの詳細は有効応募課金の詳しい解説、導入判断の参考にはOubo Payの料金ページをどうぞ。

まとめ

本記事では、「集客代行の主な3つの形態」 → 「手数料型で起きやすい、構造上のすれ違い」 → 「成果報酬型で確認すべき、成果の定義」 → 「比較するときの物差しは「有効な登録1件あたりの費用」」 → 「契約前に確認しておきたいこと」の流れで解説しました。

  • 集客代行の主な3つの形態:形態費用の構造企業側のリスク向いている会社手数料型の運用代行広告費+広告費の一定割合の手数料成果が出なくても広告費と手数料は発生広告費の総額をコントロールしたい定額型の運用代行広告費+月額の固定手数料成果にかかわらず月額は発生求人数が安定していて運用量が読める成果報酬型(応募課金・登録課金)応募や登録が発生したときだけ費用成果がなければ費用もゼロ求人数が多い/費用の見通しを立てたい手数料型と定額型は、「運用の作業」を買う形です。広告費は企業が負担し、その成…。
  • 手数料型で起きやすい、構造上のすれ違い:対策は、評価の物差しを発注側で決めておくことです。月の報告を受けるとき、クリック数や表示回数ではなく、職種別の有効な登録数と、1件あたりの費用(広告費と手数料の合計を登録数で割った額)を必ず出してもらってください。
  • 成果報酬型で確認すべき、成果の定義:条件がない応募課金では、年齢やエリアが合わない応募、重複した応募、連絡がつかない応募まで課金対象になる場合があります。単価が安く見えても、実際に紹介や就業につながる登録の単価で計算し直すと、割高になっていることがあります。
  • 比較するときの物差しは「有効な登録1件あたりの費用」:手数料型・定額型の場合は、広告費と手数料の合計を有効な登録数で割ります。成果報酬型の場合は、支払った費用を有効な登録数で割ります。
  • 契約前に確認しておきたいこと:自社の派遣管理システムや採用管理システムに直接連携できるのか、スプレッドシートやメールでの受け渡しになるのか。転記の手間が発生すると、登録直後の連絡が遅れ、せっかくの応募が稼働や面談につながらなくなります。

人材派遣・人材紹介会社の集客代行の選び方についてお伝えしました。まずは「集客代行の主な3つの形態」「手数料型で起きやすい、構造上のすれ違い」から着手し、成果を測りながら次の施策へ広げるのが定石です。本コラムの関連記事も、実務の参考にご活用ください。

この記事が、貴社の採用活動を一歩前に進めるきっかけになれば幸いです。関連記事もあわせてご活用ください。

実践チェックリスト

本記事の内容を実務に落とすためのチェックリストです。1つずつ確認していきましょう。

  • 集客代行の主な3つの形態について、自社の現状を数字で確認した(担当者・期限を決めて記録する)
  • 手数料型で起きやすい、構造上のすれ違いの内容を、自社の採用フロー・直近の実績と照らし合わせて課題を洗い出した
  • 成果報酬型で確認すべき、成果の定義のポイントを、今週実行する具体的なアクション1つに落とし込んだ
  • 比較するときの物差しは「有効な登録1件あたりの費用」について、自社の現状を数字で確認した(担当者・期限を決めて記録する)
  • 契約前に確認しておきたいことの内容を、自社の採用フロー・直近の実績と照らし合わせて課題を洗い出した

次の一歩

知識を成果に変えるための、おすすめの進め方です。

  1. STEP1「集客代行の主な3つの形態」の要点をチームに共有する
  2. STEP2「手数料型で起きやすい、構造上のすれ違い」の内容で現状の課題を議論する
  3. STEP3「成果報酬型で確認すべき、成果の定義」から実行項目を決め、担当と期限を設定する

よくある質問

派遣会社の集客代行の費用相場はどのくらいですか?
手数料型では広告費の一定割合(20%前後が一つの目安)を手数料とする体系が多く見られます。成果報酬型では応募・登録1件あたりの単価で、職種や条件によって変わります。形態が違うと単純比較できないため、有効な登録1件あたりの費用に換算して比べてください。 なお、本文の「集客代行の主な3つの形態」のセクションもあわせて参考にしてください。
人材紹介会社でも集客代行は使えますか?
使えます。求職者の登録集客を代行するサービスは、人材紹介会社の利用を前提にしているものも多くあります。紹介の場合は登録後の面談・成約までの歩留まりが重要なため、登録の条件を年収帯や経験で絞り込めるかを確認すると、費用対効果がぶれにくくなります。 なお、本文の「手数料型で起きやすい、構造上のすれ違い」のセクションもあわせて参考にしてください。
自社運用から集客代行に切り替えるタイミングは?
求人数に対して運用の担当者が足りず、原稿の見直しや予算の調整が後回しになっている状態が続いているなら、切り替えを検討するタイミングです。すべてを任せる必要はなく、手の回らない職種やエリアから部分的に任せる方法もあります。 なお、本文の「成果報酬型で確認すべき、成果の定義」のセクションもあわせて参考にしてください。
成果報酬型の集客代行で、損をしないための注意点は?
課金対象になる応募の条件を、契約前に具体的に決めておくことです。年齢・エリア・経験・資格などの条件を案件ごとに設定でき、重複応募や連絡不通の扱いが明確になっているサービスを選んでください。 なお、本文の「比較するときの物差しは「有効な登録1件あたりの費用」」のセクションもあわせて参考にしてください。
人材派遣・人材紹介会社の集客代行の選び方について、もっと詳しく相談したい場合は?
無料相談を受け付けています。人材業界出身のチームが、貴社の状況に合わせた具体的なアドバイスを提供します。記事内の相談ボタンからお気軽にご連絡ください。 なお、本文の「契約前に確認しておきたいこと」のセクションもあわせて参考にしてください。

用語ミニ解説

記事中の重要用語をおさらいしておきましょう。

成果報酬型
応募・採用など事前に定めた成果が発生したときにのみ費用が発生する料金体系の総称。成果地点が深いほど1件あたりの単価は高くなる。
求人検索エンジン
Web上の求人情報を集約し横断検索できるサービス。Indeed・求人ボックス・スタンバイが代表で、求職者の仕事探しの起点になっている。
採用管理システム(ATS)
求人・応募者情報・選考状況を一元管理するシステム。応募対応の抜け漏れ防止とチャネル別の効果測定に役立つ。
人材紹介
紹介会社が求職者と企業をマッチングし、採用成立時に成功報酬(理論年収の30〜35%程度が相場)を受け取るサービス。有料職業紹介事業の許可が必要。
人材派遣
派遣会社が雇用するスタッフを企業に派遣し、企業が業務の指揮命令を行う仕組み。雇用主は派遣会社であり、費用は派遣料金×稼働時間で発生する。

本文中で紹介した関連記事

この記事を書いた人

中塚 正勝株式会社BLAZE 代表取締役

Indeed Japan・求人ボックス(カカクコム)出身。求人ボックスカンパニーで営業本部長として200名規模の組織を統括。

経歴を見る

採用コストの見直し、無料で試算します

貴社の職種・エリアでの応募見込みと費用感を、有効応募課金型サービス「Oubo Pay」の専門チームが無料でご案内します。

あわせて読みたい

人材紹介の集客

人材紹介会社の集客方法まとめ|求職者・求人企業を集める10のチャネル

人材紹介ビジネスの成長は「求職者集客」と「求人企業開拓」の両輪で決まります。どちらか一方が強くてもマッチングは成立しません。本記事では、人材紹介会社が使える集客チャネルを求職者側・…

人材紹介の集客

人材紹介のLINE活用術|登録率と面談率を上げるコミュニケーション設計

電話に出ない・メールを開かない求職者と、どうつながるか。答えの筆頭がLINEです。連絡手段としてのLINEは面談設定率を大きく改善し、公式アカウントの運用は集客チャネルにもなります…

人材紹介の集客

医療・介護分野の人材紹介への参入ガイド|市場特性と成功の条件

医療・介護は人材紹介市場の中でも需要の底堅い領域ですが、料金への社会的な視線・行政のルール・現場の特殊性など、他領域と異なる作法があります。本記事では、医療介護紹介の市場特性と、参…

料金・課金モデル

有効応募課金とは?仕組み・メリット・他の課金モデルとの違いを徹底解説

有効応募課金とは、あらかじめ定めた条件を満たす「有効な応募」が発生した件数に対してのみ費用が発生する、求人広告の課金モデルです。掲載しても応募が来なければ費用ゼロ、来ても条件外の応…

料金を見る無料で相談する