Oubo Pay採用お役立ちコラム障害者雇用の進め方|法定雇用率対応から活躍する職場づくりまで
採用ノウハウ

障害者雇用の進め方|法定雇用率対応から活躍する職場づくりまで

読了目安:約8分執筆:株式会社BLAZE 編集部
障害者雇用は、法定雇用率の達成義務であると同時に、業務の見直しと人材活用の機会でもあります。「雇用率のための雇用」から「戦力としての雇用」へ——本記事では、障害者雇用の制度の基礎と、採用・定着を成功させる実務を解説します。※法定雇用率等の数値は改定されるため最新情報をご確認ください。

この記事の想定読者は採用実務の改善に取り組む人事・採用担当者です。基礎から実務の勘所まで、この1本で全体像がつかめるよう構成しています。関連記事への内部リンクも張っているので、深掘りしたいテーマがあればあわせてご覧ください。

この記事でわかること

  • 制度の基礎:義務と支援の全体像——一定規模以上の企業には法定雇用率に基づく障害者雇用義務があり、未達成の場合は納付金の対象になります(常用労働者数により制度適用が異なります)。雇用率は段階的な引き上げが続いており、対応は待ったなしの経営課題です。
  • 業務の切り出し:仕事をつくる発想——「任せられる仕事がない」は、業務を分解していないだけのことがほとんどです。各部署の業務からデータ入力・スキャン・検品・清掃・発送などの定型業務を集約し、専任の職域として設計する手法が定番です。
  • 採用:出会いの経路と選考の設計——採用経路は、ハローワーク(専門援助窓口)、就労移行支援事業所からの実習受け入れ、障害者専門の紹介・求人媒体、特別支援学校との連携が主要です。実習からの採用は、相互理解の上で入社に至るためミスマッチが少ない王道です。
  • 定着支援:合理的配慮と日常の運用——合理的配慮の提供は法的義務です。通院への配慮・作業手順の構造化・感覚過敏への環境調整・指示の明確化など、配慮は個別性が高く、対話による調整が基本になります。
  • 戦略的視点:雇用率対応から価値創出へ——特例子会社の設立、サテライトオフィスの活用、農園型の雇用など、雇用の形も多様化しています。ただし雇用の形式だけを整えても、実態の伴わない雇用は本人・組織双方に不幸です。
  • 採用コストを「変動費」に変えるという発想——ここまで見てきた採用の実務にかかる費用を固定費(掲載料・月額)として払い続けるか、成果に応じた変動費に変えるか——この違いは年間の採用予算に大きな差を生みます。有効応募課金型のOubo Payなら、応募が発生した分だけの支払いで、媒体運用の専門ノウハウごと調達できます。
この記事の目次
  1. 制度の基礎:義務と支援の全体像
  2. 業務の切り出し:仕事をつくる発想
  3. 採用:出会いの経路と選考の設計
  4. 定着支援:合理的配慮と日常の運用
  5. 戦略的視点:雇用率対応から価値創出へ
  6. 採用コストを「変動費」に変えるという発想
  7. まとめ
  8. よくある質問

制度の基礎:義務と支援の全体像

一定規模以上の企業には法定雇用率に基づく障害者雇用義務があり、未達成の場合は納付金の対象になります(常用労働者数により制度適用が異なります)。雇用率は段階的な引き上げが続いており、対応は待ったなしの経営課題です。

一方で、ハローワークの専門窓口、地域障害者職業センター、就労移行支援事業所、各種助成金など、支援リソースは充実しています。自社だけで抱え込まない体制づくりが成功の前提です。

業務の切り出し:仕事をつくる発想

「任せられる仕事がない」は、業務を分解していないだけのことがほとんどです。各部署の業務からデータ入力・スキャン・検品・清掃・発送などの定型業務を集約し、専任の職域として設計する手法が定番です。

業務の切り出しは、既存社員をコア業務に集中させる生産性施策でもあります。障害者雇用を「コスト」でなく「業務改善の機会」と捉える企業ほど、うまくいっています。

採用:出会いの経路と選考の設計

採用経路は、ハローワーク(専門援助窓口)、就労移行支援事業所からの実習受け入れ、障害者専門の紹介・求人媒体、特別支援学校との連携が主要です。実習からの採用は、相互理解の上で入社に至るためミスマッチが少ない王道です。

選考では、障害の内容よりも「必要な配慮事項」と「できること」の確認に焦点を置きます。本人・支援機関と配慮事項を具体的に合意することが、入社後の安定就労の土台になります。

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定着支援:合理的配慮と日常の運用

合理的配慮の提供は法的義務です。通院への配慮・作業手順の構造化・感覚過敏への環境調整・指示の明確化など、配慮は個別性が高く、対話による調整が基本になります。

定着の鍵は日常の相談体制です。担当者(キーパーソン)の設置、定期面談、支援機関との連携継続(ジョブコーチ支援等)により、不調の早期発見と調整が可能になります。

戦略的視点:雇用率対応から価値創出へ

特例子会社の設立、サテライトオフィスの活用、農園型の雇用など、雇用の形も多様化しています。ただし雇用の形式だけを整えても、実態の伴わない雇用は本人・組織双方に不幸です。

自社の業務から本当に必要な仕事を切り出し、活躍と成長を支援する。この当たり前の積み重ねが、雇用率と組織の多様性の両方を実らせます。

採用コストを「変動費」に変えるという発想

ここまで見てきた採用の実務にかかる費用を固定費(掲載料・月額)として払い続けるか、成果に応じた変動費に変えるか——この違いは年間の採用予算に大きな差を生みます。

有効応募課金型のOubo Payなら、応募が発生した分だけの支払いで、媒体運用の専門ノウハウごと調達できます。応募の条件(職種一致・通勤圏など)は事前に設定できるため、「安いが使えない応募」への支払いも発生しません。仕組みの詳細は有効応募課金の詳しい解説、導入判断の参考にはOubo Payの料金ページをどうぞ。

まとめ

本記事では、「制度の基礎:義務と支援の全体像」 → 「業務の切り出し:仕事をつくる発想」 → 「採用:出会いの経路と選考の設計」 → 「定着支援:合理的配慮と日常の運用」 → 「戦略的視点:雇用率対応から価値創出へ」の流れで解説しました。

  • 制度の基礎:義務と支援の全体像:一方で、ハローワークの専門窓口、地域障害者職業センター、就労移行支援事業所、各種助成金など、支援リソースは充実しています。自社だけで抱え込まない体制づくりが成功の前提です。
  • 業務の切り出し:仕事をつくる発想:業務の切り出しは、既存社員をコア業務に集中させる生産性施策でもあります。障害者雇用を「コスト」でなく「業務改善の機会」と捉える企業ほど、うまくいっています。
  • 採用:出会いの経路と選考の設計:選考では、障害の内容よりも「必要な配慮事項」と「できること」の確認に焦点を置きます。本人・支援機関と配慮事項を具体的に合意することが、入社後の安定就労の土台になります。
  • 定着支援:合理的配慮と日常の運用:定着の鍵は日常の相談体制です。担当者(キーパーソン)の設置、定期面談、支援機関との連携継続(ジョブコーチ支援等)により、不調の早期発見と調整が可能になります。
  • 戦略的視点:雇用率対応から価値創出へ:自社の業務から本当に必要な仕事を切り出し、活躍と成長を支援する。この当たり前の積み重ねが、雇用率と組織の多様性の両方を実らせます。

ここまで障害者雇用の進め方|法定雇用率対応から活躍する職場づくりまでを解説してきました。重要なのは、知識を自社の文脈に翻訳して実行することです。「制度の基礎:義務と支援の全体像」「業務の切り出し:仕事をつくる発想」を参考に、まずは小さく試し、データで判断する習慣を作っていきましょう。

採用は一度きりの施策ではなく、改善を積み重ねる継続的な活動です。本記事をブックマークして、実行のたびに読み返していただければ幸いです。

実践チェックリスト

本記事の内容を実務に落とすためのチェックリストです。1つずつ確認していきましょう。

  • 制度の基礎:義務と支援の全体像の内容を、自社の採用フロー・直近の実績と照らし合わせて課題を洗い出した
  • 業務の切り出し:仕事をつくる発想のポイントを、今週実行する具体的なアクション1つに落とし込んだ
  • 採用:出会いの経路と選考の設計について、自社の現状を数字で確認した(担当者・期限を決めて記録する)
  • 定着支援:合理的配慮と日常の運用の内容を、自社の採用フロー・直近の実績と照らし合わせて課題を洗い出した
  • 戦略的視点:雇用率対応から価値創出へのポイントを、今週実行する具体的なアクション1つに落とし込んだ

次の一歩

この記事を読み終えたら、次の3ステップで実務に落とし込んでください。

  1. STEP1「制度の基礎:義務と支援の全体像」を読み返し、現状の数字を書き出す
  2. STEP2「業務の切り出し:仕事をつくる発想」の観点で自社のやり方を点検する
  3. STEP3「採用:出会いの経路と選考の設計」のうち効果が大きそうな施策を試す

よくある質問

雇用義務の対象になるのはどんな企業ですか?
常用労働者数が一定以上の企業です。基準となる法定雇用率・対象範囲は改定があるため、厚生労働省の最新情報で自社の義務を確認してください。 なお、本文の「制度の基礎:義務と支援の全体像」のセクションもあわせて参考にしてください。
採用してもすぐ辞めてしまわないか不安です。
実習を挟んだ採用、配慮事項の事前合意、支援機関との連携継続の3点で定着率は大きく変わります。1人で支えず、外部リソースを使う設計が重要です。 なお、本文の「業務の切り出し:仕事をつくる発想」のセクションもあわせて参考にしてください。
障害者雇用の進め方|法定雇用率対応から活躍する職場づくりまでについて、もっと詳しく相談したい場合は?
無料相談を受け付けています。人材業界出身のチームが、貴社の状況に合わせた具体的なアドバイスを提供します。記事内の相談ボタンからお気軽にご連絡ください。 なお、本文の「採用:出会いの経路と選考の設計」のセクションもあわせて参考にしてください。

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